第十一回 「真実⑤」 一人の少年と五人の姉妹の奇跡の軌跡 三玖編
三玖ですね・・ 三玖の場合、エピソードが多すぎるので混乱しました
後何処かのタイミングで「風太郎=五年前の少年」と気が付いているのかどうかも分かりませんでした・・ なにせ超早い段階で風太郎好きになっちゃってるし・・
ですので前回のオマケ考察で挙げたパターン
「風太郎=五年前の少年」と出会った時に気が付いた(もしくはしばらくして)でも、だからと言って特別な運命とは思わなかった、五年前の出会いが合ったから好きになったのではなく、純粋に高校二年生の、今の風太郎を好きになった
が逆にしっくりくるような気がします、二乃辺りに・・
二乃 「アンタは気が付いて無いでしょうけど・・フー君は・・五年前の・・アンタも会ってる・・アノ時の男の子なのよ! これは運命なんだわ!」
三玖 「知ってる、最初に会った時に気が付いた」
二乃 「ええええええええ」
前にも挙げたように五姉妹に関する事柄は「全員バラバラ」がデフォのようなので、このパターンは三玖らしくてありだと思います それでは五年前へ・・
③ 再再開 三玖
三玖は出会いと料理を京都で絡めるのが難しかったです・・
*(念の為ですが、私が各姉妹の出会いを、原作がこうなるはず!と予知しているのではなく、考察によって「各エピソードに起因する、こういった感じの事があったのではないか?」と「例」で説明させていただいてるだけですので、イメージで受け取っていただけるとありがたいです)
料理って位ですから食べてもらわなきゃならないですから状況が限定されちゃいますね、調理と考えるとそろそろ旅館に移動かな?とも思いましたが
「現在の三玖は京都での特定の場所等」にはこだわっていないように思います
あの場所であの時の様に・・みたいな事にこだわっていないことからも、上記のパターン(五年前に拘らない)ありかもなと考察しました。 ではいつものように・・
京都に着いてから歩き通し、おなかも減ってきた風太郎、昼食を取ろうと考えている所にまたもや先刻別れたばかりの少女が!(
しかも少女はなにやら大量のお弁当をゴミ箱に捨てようとしています、風太郎は勿論止めます
(お弁当が一番絡めやすいのですが、修学旅行中にお弁当?は我ながら無理があるんですが・・ 「旅行中に食べ物を作る」をどうしても思いつきませんでしたので一番絡めやすいお弁当と仮定しました)
風 「何やってんだ!」
三玖 「? ・・折角皆の為に作ってきたのに、食べてくれないの、だから捨てる」
・・どうやっても今の三玖で再生されてしまう・・五年前の京都の時点で三玖はどんな感じだったんでしょう・・
風太郎からすれば、まさかこの一連の出会いがそれぞれ別の人物(姉妹)だとは思ってもないでしょうから勿論自分から再度名乗ったりはしないでしょう・・なので
①何回かテンドンで「誰だっけ?」からの「何回言わせるんだ、上杉風太郎!」みたいな流れにはしないと思うので・・
②「何やってんだ!」の質問から入った為、質問に答えた、そのままの流れで会話をする風太郎(風太郎自身は先刻まで話していた少女と思っているので)に対し、五年前の三玖が若干でも現在の三玖のようなキャラであったのであれば、そのまま不思議な流れで会話がなりたってしまうのでは?と思います
「それぞれの出会い方」もタブン「五者五様」なのでは?ので①パターンはもうないと思ってます
そっか・・母親今入院してるから弁当とか作って貰えないのか・・
何で知ってるの?
さっき自分で言っただろ!
??
的な流れから風太郎が食べる流れに・・食べると・・
三玖「・・美味しくないでしょ? ・・いつも失敗ばかりだし、皆も不味いって言うから、もう作らないの、辞めるの」
勿論風太郎も三玖の料理を美味しいとは思わなかったでしょうし
「普段の風太郎も勇也の作る料理に文句を言ったり、もしくは風太郎自身が、らいはの為に作った料理も上手く作れず、食べてもらえなかったりしたかもしれません」
でも・・
「成功は失敗の先にあるんだぞ! あと誰かの為に作った物は不味いなんて言っちゃダメなんだ!」
的なニュアンスの事を伝えたんだと思います(語彙ないので私には上手く書けません・・ニュアンスと、ポイントだけ感じてください)
勿論、その風太郎自身が発した言葉は自分にも刺さる言葉であり、言いながら風太郎も言いようのない後ろめたさも感じているでしょう
言ってしまった手前、風太郎は全部完食しちゃうんではないでしょうか?
「それにこの弁当は・・ちゃんと美味しい!」なんて無理しちゃいながら
勿論三玖にも無理しているのは伝わるでしょうが、三玖は嬉しかったでしょう、そして
「もっと頑張って、いつか皆が思わず食べたくなるような料理を作りたい」
と風太郎に伝えたんではないでしょうか?
ここで重要なのは、各少女達が思うだけではなく、ちゃんとその自分が変わろう!という「意思」を風太郎に伝えていないといけない、という点です、その結果
「風太郎にとって、京都で出会った一人の少女(本当は五人で一人)は五つの自分の弱点を自ら克服しようとする凄いやつだ」
にしないとならないのです、風太郎の中でその少女は「自分を変えてくれるきっかけをくれた少女」なのですから
先に書いちゃいますが、風太郎は京都での一人の少女(本当は五人)との出会いで、自分もあの子の様に変わろう!あの子に伝えたことを自分でも実行するんだ!と頑張るのです ・・ そして・・ 五年後・・ 風太郎は・・
①風太郎は自分を偽らない <一花> (起因エピ 本心を隠した作り笑い)
②風太郎は他人に依存せず、一人でも前に進む <二乃> (起因エピ 姉妹依存)
③風太郎は人が誰かを想って作ってくれた物に不平不満はいわない <三玖>
(起因エピ 食べて貰えない「想い」)
⓸風太郎は苦手だった学力も身に着ける <四葉> (起因エピ 学力に対する不安)
⑤風太郎はらいはの希望を父としてではなく、兄(自分)として叶える <五月> (起因エピ 母として導こうとしていた)
つまり全てを達成したあげく、新たに自身で目標を定めている、凄まじい努力と信念の男、風太郎
その原動力は京都で出会った一人の(本当は5/5の)少女・・
話を三玖編に戻します、次の三玖とのエピソードは「母」に関するもの
三玖は入院している母(・・まだお亡くなりになっていないと思うのですが・・私はお亡くなりになったのが修学旅行後、と思っております、後にその考察もあります)に対しては
「母親が傍にいれなくても寂しくない」と強がっていたと思います、先にこのエピだけ場面紹介しちゃいますが・・ そう菊ちゃんですね
そして・・いや~何回読み直してみても見逃してる点ってあるんですね・・
ずるいですよね、私の大好きな三玖で隠すとか(
黒髪の少年は風太郎・・ ではないでしょうね、でもこのエピソードで回想するって事はなにかしら風太郎と三玖に関する事柄なのかな?
少なくとも原作エピソードでこの場面はなかった・・ もしかして?
つまり五年前の京都での「母」に関する三玖とのエピソードは他人を介してのエピソードなのかもしれませんね、例えばお弁当の後に
周りで楽しむ旅行中の家族たち、その中で父に駄々をこねる少年が目に入る二人、周りには父母揃っての楽しそうな家族風景の中、諭す様に優しく接する父だが・・
「なんで家には母ちゃんがいないんだ!」 的な・・ 流石にそこで風太郎がその子に 「〇〇〇〇!」 みたいな事は無理がありすぎるので、それを導入に会話が始まるのかな? 考えてはみましたが、無関係そうな他人の親子絡めてエピソードは私には思いつきませんでした・・
・・お前はかあちゃんいなくて寂しくないのか? 自分自身も同じ境遇であり、勿論風太郎も寂しいはず、しかし少女から帰ってきた言葉は
「大丈夫、私は寂しくない、私がしっかりしないと・・」
三玖も三玖なりに、母と姉妹達を慮って無理はしていたはずです・・
それを受けて風太郎は少女に言います
「お前みたいな年の女の子が母親がいなくて寂しくないわけがないだろ、大人ぶってないで寂しいって言えよ!」
乱暴な言い方かもしれませんでしたが、風太郎自身にも言える言葉です
「本当は俺も寂しいんだ」とは母にも父にも、勿論らいはにも言えません、大人ぶって我慢しているのは風太郎本人なのですから
もう別れの場面はわかんないっす!
でも流石に初日にエピ詰込み過ぎなので、次の二乃は次の日とか、初日の旅館での出会いとかの方がバランス的にいいのかな?
ちょっと邪道ですが、今現在マガシンでの二乃のエピソード「ストーカー事件予想」が二日目とかで起こったら、五年前の二乃のエピもそうなのかな?的な読み方もありかなw 新・京都編の二乃の事件はジリジリ状況が動いていきそうな気もしますしね
~ 五年後の京都での出会いを導き出す 風太郎と三玖のエピソード ~
姉妹の存在が出せるなら五年前にお前だけじゃなくて料理も公平に・・的に絡めれるんですが・・ ルール的にタブーかなぁ・・ 風太郎はあの時の少女に姉妹は居るって認識(勿論五姉妹は論外)あるのかなぁ? んー
三玖編でした・・ 三玖は自分が好きなのと、良いシーン、特に風太郎と絡む素敵なシーンが多すぎて大変でした、書いているうちに改めて
「三玖は出会った瞬間に五年前の少年と気が付いた」は正解なんじゃないか?って思ってきました
次回 第十二回 「真実⑥」 一人の少年と五人の姉妹の奇跡の軌跡 二乃編
・・少し時間ください・・どんどん長くなっている気が( ご期待ください!