第二十一回 『花嫁編 第二章』
では『花嫁編 最終章』の前に、花嫁に関する最後の情報を振り返ってみましょう
五月末現在、今回書く61話~68話までしか「具体的な花嫁に関する情報」は出ていません
最新刊9巻、マガジン掲載分(単行本未掲載分)も含めピタリと花嫁に関する情報は止まってしまいました・・ その代わりにかなり重要な情報が多数でております
新婦の語りのみ、しかし強烈なワードが・・
「五年前のあの日を思い出して 初めてじゃないでしょ」
相変わらず「違和感」のある喋り方ですね、なんか年上チックというか・・ 風太郎をリードしようとしてる感じがしますね
情報としては噛み砕いて言っちゃうと「今から誓いのキスをするけど、どうやら風太郎が緊張しちゃってる? でも「キス」は、初めてではなく、五年前に済ませて( いるらしぃ」
林間学校の「結びの伝説」に続き「誓いの鐘」・・・ 皆様知っておられる前提で書いちゃいますが、ここで風太郎と「鐘を鳴らし」「キス」をしちゃった姉妹がおり・・・
「一花が足を怪我(捻挫程度?)しているので・・除外説」って考察も目にしました
腕の仕草から「三玖説」って考察も目にしました、そもそもこの姉妹の目的は「キス」だったのでしょうか? 目を閉じて口を突き出し顔を近づけて・・ まぁ・・キスでしょうか? しかし・・
そしてどうやら「その結果」姉妹とキスをしてしまったようです
鐘を一緒に鳴らしたかったのではないように感じます、偶然でしょうか?
「おーい」は袖の感じから「らいは」でしょうか?
「鳴り響いた鐘の音に誰も突っ込まないの?」は無粋なんでしょうか
しかも後の結婚式当日、花嫁ではない姉妹達の会話によって・・
「姉妹達が同じ格好をしていないだけで、仲が悪くなってしまったのか・・と不安になり臥せってしまう祖父が、各々バラバラの恰好をしている姉妹達と笑顔で写真を撮っている」
これは別れ際に祖父が風太郎に託した言葉「自分らしくあれ」を聞き、実践しているようですね、風太郎の言葉「あいつらはきっと乗り越えます あなたの死も あいつらは強い」 の言葉通り、祖父も久しぶりに会った孫達の成長を感じ、もう同じ格好をしていなくても「そういったルール的な物で縛らなくても、もう大丈夫だ」と感じたのでしょう そして重要なワードも飛び出しています
「孫たちはわしの最後の希望だ 零奈を喪った今となってはな」
この言葉から風太郎は七つのさよならの際に再会し、別れを告げられた「五年前、京都で出会った少女」が「自分の名を、自分の母の名「零奈」と騙った五姉妹の誰かだ」と気が付いたのでしょう、偶然とは思えなかったのでしょうね、流石に
話を結びの伝説2000日目、結婚式当日に戻します
誓いのキスのタイミングで、花嫁以外の姉妹は 「別室」におり、その会話
「五年前のあの日 二人は既に・・」 ・・まぁ既にキスしちゃっていたと聞いていた姉妹がいたらしいですね 「あの日がこの鐘のタイミング」だとは明言されてはいませんが まぁこの日でしょうね・・ つまり
「この誓いの鐘を鳴らしキスをした姉妹=五年後、結びの伝説2000日の結婚式で誓いのキスをしている花嫁である」
の公式が出来てしまった・・と つまりこの「鐘を鳴らしてキスをした姉妹」が誰か?を導き出せれば未来の花嫁が判るのですね・・
しかし微妙に五姉妹全員に「この場面でキスをねだる理由が無く」考察が難航している、もしくは割れているようです 姉妹毎に少し考えてみましょう
①一花 風太郎への好意アリ 直前で五月の姿で(一花とばれない状態で)キス?未遂アリ 五年前の少年=風太郎と知っている 三玖、四葉から「我慢しないで」と言われている 二乃の気持ちを知っているが、協力する事を辞めている 色々条件が揃っているが「足を捻挫?」しているので、駆け寄った描写のみ否定材料 可能性「〇」
②二乃 風太郎への好意アリ 直前に五月の姿で明確にキスを試みるも「五月の姿じゃ効果が見込めないかも」と自ら辞める 夜に風太郎と会うため、部屋に手紙を置き「誓いの鐘」の前で風太郎を待つ (まるおにみつかり未遂 風太郎も手紙をみていない)おそらく五年前の少年=風太郎と知っている 帰宅直前のお風呂の中で一花の気持ちを知り「もうなりふり構ってられない」発言 後に「他の姉妹より私がリードしてる・・はず・・」発言(直接告白した後なのでその事かも) やはり「五月の姿じゃ効果が見込めないかも」が否定材料でしょうか? 可能性「◎」
③三玖 風太郎への好意アリ 直前に、五月のフリをした自分を言い当ててもらい、感涙し抱き着いている おそらく五年前の少年=風太郎と知っている(私は・・ですが)
キスは妄想の中で済ませている( 告白も一応している(未遂と三玖本人はしている)
否定材料としてはキスするならこのタイミング(自分を見つけてくれ、抱き着いた時)だったのでは? と、一花とサウナでの会話中で「私は私を好きになってもらえる何かを探すんだ」と自らを鼓舞していたこと、その直後に「五月の姿で何も告げずキスをしようとする」の行動を取るのは違和感を感じてしまうことでしょうか? 可能性「△」
因みに文章の最後についている「◎~△」はキスをした可能性ではなく「キスをしようと試みる心境だったか」の可能性です
④四葉 風太郎への好意アリ 前日に一花を元気づけ、無理してないか心配し「一花だけ我慢しないで したいことしてほしい」と気持ちの開放を促す スクランブルエッグ時にだけと言及すれば、風太郎へは特にアクション等を起こしていない 五年前の少年=風太郎と知っている っていうか写真の少女だった( 告白は最初期にしているが、一応「嘘」としている 細かくは言及しないが、ことスクラン編に関して言えば、前述した通りアクションを起こしていない ちゃんと五月に変装できるかだけが不安だったらしぃ 初期はともかく全体を通して「自分<他の姉妹」を徹底しており、なんら気持ちの変動やアクシンデント等が起こっていないスクラン編のラストに唐突に「キスを迫る?」理由が見当たらない 可能性「✖」
⑤五月 風太郎への好意・・ナシ? 直前の三玖との会話ではっきり言われてやっと三玖の風太郎への好意に気が付く程鈍い( この旅行中に「風太郎=友達」との認識を風太郎に直接伝えている その後暴走する( 旅行中に関して言及すれば、終始風太郎の味方、協力者ポジションであった 五年前の少年=風太郎と知っている 写真の少女=四葉も知っている 零奈を演じていた 後の話にはなりますが、新・京都修学旅行編で「風太郎と腕を組んでツーショット写真を撮影する」を慣行するだけで
「私はなんて大胆なことをしているのでしょう」と、真っ赤になっていた五月が風太郎にキスを迫るとは到底・・ 未だ謎だらけの五月である 可能性「✖」
・・とまぁ五人全員?にキスを迫る理由がありそうで、しかし全員に否定材料もあるという状況ですね、加えてチラチラ描写がまぎれる「結婚式当日の花嫁の言動」が、五姉妹の誰とも完全に一致しない、演技する理由もないと思いますし・・
写真の少女=四葉と判明した今も、ならば花嫁は四葉か!?と考えたくても、「結婚当日の花嫁=現在の四葉」が一番かけ離れている気さえしますね、いくら五年経過しているとはいえ・・ 描写されているなかで直近と思われるこの二つの画像からも・・
「年齢的な成長」は見受けられるものの、根本的な性格までガラリと変化したようには到底思えません・・
謎は増すばかりですが・・
一応自分が考察したこれらの「疑問や謎」に対する答え、ミスリードをさせられていると感じる部分、そして私が思う「未来の花嫁」を次の「花嫁編 最終章」で書きたいと思います、おそらく間に最新話の考察が入ると思いますが・・
次回もよろしくお願いいたします
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