第二十九回 『花嫁編 最終章 ~finale~』
『花嫁編 最終章 ~finale~』です
「 私の夢は・・ 」
~ 結びの伝説2000日目 ~
「色々待たせちまったな」風太郎は、うつむく「四葉」の左手を取り、その薬指にやっと指輪をはめれたのです 顔をあげた四葉は涙を浮かべながらも笑みを湛えています
「夢を叶えるのも一番最後になっちまったな」
そうです、四葉の夢は「大好きな風太郎の隣にずっと居たい・・・」
「風太郎の笑顔を傍で見ていたい・・」
この「夢」は風太郎にしか叶えれない・・・
「一花、二乃、三玖、五月の夢、目標を全て叶え終えるまでは・・」
と二年前、誓いの鐘の前で二人で約束をした・・
姉妹達にも打ち明け、六人で協力し合い・・努力をし、ついに四人の夢、目標を叶え終わった・・・ 最後に残ったのが四葉の夢・・
結びの伝説2000日目、上杉風太郎と中野四葉の結婚式でついに五姉妹全員の夢を叶え終える・・・
余興を終え、花嫁の四葉はお色直しの為中座、一花達姉妹もドレスを脱ぎに一緒に退席を・・・ 数刻後に花嫁の再入場・・
華やかなBGMと眩い緑の光の中・・・ きちんと「四葉」の容姿で新しいドレスを纏い、花嫁の四葉が入場する・・
お忘れかもしれませんがドレスの消費数のおさらいを・・・
一着目 『挙式用 零奈Cのドレス』 <ver 零奈Cタイプ>
二着目 『挙式後のライス・フラワーシャワー ブーケトス 他用 五月と入れ替わり後の本当の花嫁用ドレス』 <ver 零奈Cタイプ>
九着目 『一花用ドレス』<ver 一花花嫁タイプ>
言葉も出ない風太郎 「あはは・・これはですね・・」
四葉の言葉を遮る様に三度変わるBGM・・・勿論今度は青色のスポットが・・・オズオズと現れたのは・・
十一着目 『三玖用ドレス』<ver 三玖花嫁タイプ>
「・・・あの・・母の教えでですね・・ 誰かの失敗は五人で乗り越えること」
「誰かの幸せは五人で分かち合うこと・・・という教えがありまして・・ですね」
「その・・あはは・・」
勿論ここで終わるはずもなく、BGMが変わり、今度はオレンジのスポットを浴び、現れたのは・・・
十二着目 『五月用ドレス』<ver 五月花嫁タイプ>
* 自分で描いた絵もあるのですが(Twitterに一度載せました)が、余りにも五月に似ていなかったので、お借りしました・・
計12着消費 11着の場合は 二着目 『挙式後のライス・フラワーシャワー ブーケトス 他用 五月と入れ替わり後の本当の花嫁用ドレス』 <ver 零奈Cタイプ>と
六着目 『四葉用ドレス』<ver 零奈Cタイプ>を 同じもので済ませているかもしれません
一花 『 喜びも 』
二乃 『 悲しみも 』
三玖 『 貴方(風太郎)さえ 』
五月 『 ご、五等分なんです! 』
・・・勿論ハーレムエンド予想ではありません・・おそらくこの後風太郎が四葉の手を取り、一緒に走りだし、その後を四人の花嫁が追いかける「絵」があるのではないかな~と予想しました・・・
これが第六回「重大発表」を書いた3月29日に思い付いた最終回予想です、当時は間違いない!と思いました
・・が、 約三か月が経過し、その間原作を読む中で「五月のもうひとつの人格説」
は厳しいかな、と思っております、花嫁予想は「四葉」こそ変わりはないのですが・・
だからといってこの場面の花嫁が「四葉」とは未だ思えず・・・
かといって「五月のもう一人の人格」も・・ しかし今思うのは最新90話
「私とある男子②」の、この場面・・・
私を悩ませるあの場面の花嫁、五姉妹の誰とも似ていない花嫁・・ ただ、唯一雰囲気が似ていると感じたのは「零奈」つまり誰かの真似をしていない、昔の五月 ・・・
そしてもう一つ以前から気になっていたのがこの場面の姉妹の雰囲気
私が感じたのは「幼さ」三玖がよくする仕草、というより「幼い子供が大好きな父親やずっと憧れている近所のお兄さんにキスをせがむ様な・・・無邪気な、幼い少女の仕草」に見えたのです・・・ 更に言うなら一番最初に「零奈」が現れた時も
先生の「その時の画風」も勿論あるのでしょうが、零奈に感じた「幼さ」がずっと引っかかっています・・
それらと「未だ明らかにされていない五月の秘密」が不気味です、過去や深層の解明があるとすれば「五月→四葉」の順で、四葉が花嫁END と思っていたのですが、実際は先に四葉の過去、想いが描かれました・・・ 果たして五月は風太郎に明確な恋心を抱かないまま、終わってしまうのか?・・・
本当に終わりが近いのであれば
「写真の少女であった四葉、秘めた恋心、姉妹の為に自分の想いは諦める・・」
もうお膳立ては出来ていますね、後は姉妹達が四葉の想いに気が付き、四葉の後押しをし(かなり色々端折った書き方してます)風太郎と結ばれる、あの時の誓いのキスをした姉妹も実は四葉だった
おそらく「万人が納得する結末」では無いかもしれませんが「多くの人が納得する美しい結末」 の、道筋だと思います
・・・しかし「五月」が残っています・・色々なものが「五月」に残ったままなのです・・ ひょっとしたら・・・ とも少し思っています・・
今後も「花嫁は四葉」と決めつけてしまわず、慎重に考察していきたいと思います!
長々と引き延ばしてしまい申し訳ありませんでした、良かったら今後もよろしくお付き合いください!
Twitter @minagiris1