第二十三回 『花嫁編 最終章 Beginning of the story』
ではあくまで私が考察から導いた「最終的に風太郎と結ばれる姉妹は誰か」を
解説していきたいと思います
まず鍵になっている二つの伝説のうちの一つ
「 結びの伝説 」
この伝説は
「キャンプファイヤーの結びの(フィナーレ)瞬間に手を結んだ二人は 生涯を添い遂げる縁で結ばれる」
と、言われるものでしたが、風太郎はその瞬間に五姉妹全員と手(指)を結んでいました
この「結びの伝説」で実際に結ばれたカップルがいました「前田くん夫婦」ですね
・・・そんな訳ないんですよね、あくまで言い伝え、っていうか学校行事にまつわる物なので、各学校等にある七不思議レベルのものでしょう、実際五姉妹全員と指を結んでいた風太郎も、いわゆる「ハーレムエンド*ヒロイン全員と結ばれる*」を迎えることはないそうです(作者 春場先生 談)
勿論この二人も・・
まぁこの4コマはオマケですからあれなんですが・・
つまり何を言いたいかと言うと
『五等分の花嫁の作品内で取り扱われる「伝説」はいわゆる「魔法」や「拘束力のある絶対的な決まり」ではない』
と、いう事です、つまりファンタジーやSFの類ではなく、あくまで現実、リアル寄りの作品であるという事をいいたいのです、それを踏まえて二つ目の伝説を解説していきます、一つ目の伝説はその説明をしたいが為にとりあげました
二つ目の伝説
「 誓いの鐘 」
この「伝説」は
「この鐘を二人で鳴らすとその男女は永遠に結ばれる」
というものですが
「魔法的な物」や「拘束力のある絶対的な決まり」があるものではなく、ある事実があるだけです、それは・・・
『この時風太郎とキスをし、一緒に鐘を鳴らした姉妹と』
『結びの伝説2000日目 上杉家と中野家の結婚式当日 誓いのキスをしている姉妹が』
『同一人物なのだ という事実だけなのです』
「実際にこの二人が結婚したとはどこにも書かれていないのです」伝説と絡め、誓いのキスの際に別室にいる他の姉妹に「五年前のあの日 二人は既にー」と意味ありげに説明され・・
『まるでこの鐘を鳴らしキスをした姉妹の誰かと結婚式をあげ、結婚したのだ・・とミスリードさせられているのです』
つまり実際はこの度々登場している未来の花嫁は・・
『キスをして鐘を鳴らした姉妹であり、結婚式で風太郎と一緒に式に臨み、親類縁者の前に現れ、誓いのキスをした姉妹』
ではあるが・・・
『実際に結婚式の招待状にも書かれている上杉風太郎と結婚する中野〇〇と同一人物であるかは判らない』
ということなのです、ですので前田君やその奥様、勇也やらいは、その他親類縁者はひょっとすると本当に風太郎と結婚する中野〇〇と思いながら、実際は他の姉妹と風太郎との結婚式(入場~誓いのキス)を見ているかもしれないのです
もしこの場に「まるお」がいたら気が付いているのかもしれませんね 間に合っているのでしょうか?
そしてこの「一見どの姉妹か判らない容姿」も読者以外に「参列者」をも欺く為の姿なのかもしれません
では何故結婚しないかもしれない姉妹が風太郎と結婚式を挙げているのか・・ そしてその姉妹は誰なのか? 私が考察から導き出した答えは
『六人目の姉妹 五月の中のもう一人の人格 零奈』
当初からこのブログのサブタイトル「六人目の姉妹」である「零奈」だと考察しました
では何故そう思うのかですが、以下の理由をクリアするには私の考えではこう推察するしか思いつきませんでした
①「拭い切れない花嫁に感じる違和感」
②「五月の役割」
③「誓いの鐘の前でキスをする理由」
④「指輪を交換しない理由」
⑤「他の姉妹がこの場に居ない理由」
⑥「11or12着のドレスがある理由」
『拭い切れない花嫁に感じる違和感』
私にはどうしてもこの場面の花嫁の雰囲気や言葉遣いが「五姉妹の誰とも一致しない」のです・・
どう考えても「四葉や五月」とは考えれないのです、そんな理由で彼女等を花嫁候補から外すのはナンセンスですし、五年経っているとはいえ、風太郎の呼び方も・・
妥協できる範囲とは言え一花や二乃、三玖達も「折角の彼女らの個性」が全く感じられない・・ 読者にそれと判らなくする為なのは勿論判るのですが・・
だとしたら・・ もう一人の・・六人目の人格「五月の中のもう一人の人格」ならば・・
『五月の役割』
最新話で、出会いの姉妹は四葉であった事が判明し、色々私の考察が瓦解しましたが・・ しかし、だからこそ五月の立ち位置や「今後の五月」の役割がないと・・ このままでは風太郎には恋愛感情がなく、友人ポジションの大食いキャラ(
しかし物語のコンセプトなども考えれば、五月も風太郎に何らかの形で「恋愛感情」が芽生えないと「花嫁候補」にすらなれなく・・ しかし今の五月は四葉を応援する形で、なおかつ一花、二乃、三玖の風太郎に対する気持ちも知ってしまっている・・
出遅れている五月が他の姉妹にも今から並ぶには・・ この設定を掘り下げるしか・・
最新話でも五月の母に対する甘えっぷりが描写されていました・・
少し話題がずれますが、最新話では五年前の修学旅行前、お母さまはまだご存命でしたね、 ・・しかし・・ 壁掛けカレンダーから修学旅行が「6月」だったことが判明しました、そしてお母さまの御命日は「いつの」かは明かされていませんが「8月14日」
姉妹達はお母さまの病気が「治った」と言っていましたが・・
もしその8/14が、修学旅行と同じ年の8/14だった場合・・
「本当は完治しておらず、余命宣告されているレベルなのかもしれません」
その残酷な事実を零奈は知っており、姉妹の今後も含めて後の夫「まるお」に色々託しているのかもしれませんね、そしてその事実を勿論把握しているまるおは「それでも」と零奈との再婚を望んだのかもしれません・・
そのまるおですが・・ 零奈がまるおの事を「私のファン」と言ったことからこの場面が注目を集めていますが・・
「金髪の男子生徒を勇也、もう一人をまるおでは?」との意見も目にしましたが・・
私はどちらかと言うと「金髪の男子生徒がまるお」に見えるのですが・・
まるおが風太郎の事を好きではない理由が「同族嫌悪」から来るものなら・・
風太郎も少年時代は金髪でヤンチャでした、しかし少女と出会い、自分を変えようと努力し、今五姉妹から信頼を得ている・・
まるおも零奈との出会いで自分を変える努力をし、医者にまでなったとしたら・・
そして敢えてもう一人の生徒が誰かと言えば・・
結婚式にも呼ばれ、何気に下田とも顔見知りそうな店長・・
さらにまるおと下田も面識があるようなヒントが・・
そして未だ不明な五姉妹の「本当の父親」も零奈が教えた「元生徒の1人」なのでは?
五月がやたらと「教師と生徒の恋愛」に否定的な事、そしてその否定材料として
「元の父親に良い感情をもっていなさそう」なこと・・
・・かなり脇道にそれましたが、出遅れている・・そもそも風太郎に恋愛感情を持っていないかも・・もしくは自分の気持ちに気が付いていないかもしれない五月を、物語の中で「風太郎の花嫁候補」に押し上げるには・・
「五月の中のもう一人の五月」に出てきてもらい、風太郎に恋愛感情を持ってもらう、もしくは「五月に自分の本当の気持ちを気づかせる役割」を担ってもらう・・つまり
『誓いの鐘の前でキスをする理由』
これは「五月に自分の本当の気持ちを気づかせる役割」を持った 「五月の中のもう一人の五月」・・一々大変なんで「五月の中のもう一人の五月=零奈C」にしますね
零奈Cが五月の体を使ってキスをしようとしたのでは?と思いました
前にも書きましたが「五姉妹全員にあの場面でキスをしようとする理由が微妙」
なのであれば零奈Cが仕掛けたモノなら説明がつくと思ったのです、零奈Cがキスを仕掛けたとする理由は二つ
・「他の姉妹達が次々風太郎に恋愛感情を抱き、行動を起こしているのに、自分の気持ちに気が付かず何も行動を起こさない本体( に痺れを切らして取った行動」
・「ちゃっかり五月の中の五( 零奈Cも風太郎に好意を持ってしまい自分の為にもキスを仕掛けた」
零奈Cがとった行動を本体である五月がどこまで把握しているか、という問題ですが・・ その後の五月の風太郎に対する接し方に変化が露骨に変わっていないので・・ ん~難しいですが・・ 「把握している」と思います 零奈Cが行動していた時は逆らえない状態だったのかな? キスしちゃってるし・・ つまり
『誓いの鐘の前で風太郎とキスをし、結びの伝説2000日目の結婚式で二度目?のキスをしたのは五月(零奈C)である』
『指輪を交換しない理由』
まず結婚式における「指輪交換」の意味は
『結婚式で結婚指輪を交換するのは、お互いに指輪を交換することで、永遠の愛を誓い合うという意味が込められています』
それに対して「誓いのキス」の意味は
『誓いのキスは、その直前に交わした誓いの言葉を、お互いに封印して守っていこうと言う意味があり、キリスト教の挙式上では正式には口と口のキスになる』
そして誓いのキスは、キスをする場所によって意味が違うそうです
唇の上「愛情のキス」
もう一度誓いのキスのシーンを見てみましょう
頬の上「厚意のキス」
⑤「他の姉妹がこの場に居ない理由」
⑥「11or12着のドレスがある理由」
そして『本当の花嫁』は誰なのか、は・・ 最終章の続編へ続きます!
一回じゃ無理でした!
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