第四十四回 104話 「最後の祭りが二乃の場合 ②」
最新話二乃回後半を考察していきましょう 今回で学園祭の流れが大体わかったような気がしますね・・
① 風太郎が告白「五人全員が好きだ」「最終日に答えを出す」
② 一花がフライングで確認「風太郎は誰も選ばない」
③ 「一花 二乃」 が風太郎とキス
④ おそらく学園祭三日間の間、他の姉妹「三玖 四葉 五月」も風太郎とキス?
⑤ つまり結びの伝説2000日目、風太郎と五姉妹の誰かの結婚式当日、誓いのキスのタイミング、控室での姉妹の会話「二人は既に・・」の条件を「鐘キス姉妹」から「五姉妹全員」を該当者に昇華させてしまう展開に・・・
⑥ その展開や「キス」に至るまでの各姉妹の覚悟を受け「誰も選ばない」と決めた風太郎の「意思」「覚悟」が変わり、三日目、学園祭終了後の風太郎の「答え」が変わるのかもしれない
一花、二乃のキス、起こるであろう三玖、四葉、五月のキスイベントの解説、考察は最後に・・・ では104話を考察していきましょう
「パパ(まるお)」が来てくれると淡い期待を抱いていた二乃、一向に姿を現さないまるおにまた「裏切られた」と憤る二乃、自分は歩み寄ったのに一向に「家族としての距離」を縮めてくれない、いつまでも「パパ(養父)」のままなのだと。。
しかし屈折したものではあるが「父親」としてのまるおの一面を知っている風太郎は
互いに「屈折している」ものの互いに互いを想っている、しかしその「表現」や「伝え方」が不器用だったり、タイミングが悪かったり・・・
そんな屈折した愛情を持つ家族の壁を壊そうと風太郎は行動を起こした・・
思い込みではなくある種の「確信」もあったのであろう、風太郎はこの学園祭において人を探すのに適した人物に協力を仰いでいた
風太郎とまるおの行動に後押しされ、二乃も「攻め」に、行動に移します
複雑な伏線ではなく「仕事」入院している「少年?」の病態悪化の一報だったようです、そのことを言い訳にしないのもまるおらしいと言えばそうなのですが・・
「お借りした娘」は以前のやり取りを皮肉ったのでしょうかね・・
ホットプレートとパンケーキの材料・・・ まるおは手作りパンケーキに思い出があるようです・・
・ 五姉妹の母零奈さんは自分の病が重篤な事、余命幾ばくもないのだと悟っている
・ 零奈さんは「先生」を数年前に辞めていた
・ 零奈が存命中、まるおは今のような「冷徹で感情を表に出さない性格ではなかった」
・ まるおは在学中零奈のファンクラブの会長だった
・ 零奈はまるおの好意や希望から少し特別な治療待遇を受けいたのかもしれない
・ 退院できた際には零奈から手作りパンケーキをご馳走してもらえるらしい
そして零奈の死後、まるおにとって「特別なもの」になっていたパンケーキ、三玖が生地を作り、二乃が目の前で焼き上げたパンケーキは・・
そして二乃の「壁」も一つ、取り払ったようです・・「パパ」と呼んでいたまるおを「お父さん」と呼んでいます・・・・
おそらく退院した零奈さんからパンケーキを作ってもらい、食べた事があったのでしょう、まるおの容姿などからも先程の回想は六年前の修学旅行の前、五姉妹が「お母さんの病気が治った!」とした頃の前の事なのでしょう、退院した零奈は約束通りまるおにパンケーキを振る舞い、その仲を深めていったのでしょう・・
その後まるおは愛する「零奈」を喪い、最後まで零奈が気にかけていた「愛娘達」を引き取った、しかし零奈の面影を残す、自分と血の繋がりのない年頃の、しかも最愛の母を亡くしたばかりの五つ子・・・・
子供を持ったことのないまるお、しかも本来頼るべき妻はいない・・
家族としての距離の詰め方が判らないまるおは潤沢にある「財力」にのみ頼り、偏った愛情表現をしてしまった、その方法しか実行できなかったのかもしれません・・
家族として距離を詰めれば嫌でも自分の「父」としての力不足を感じ、亡き「零奈」の影がよぎる、最愛の彼女の「死」を受け入れたくないまるおにはそれがなにより辛かったのでしょう・・
しかしまるおが食べた「三玖と二乃のパンケーキ」からは「零奈」を感じた、彼女達は最愛の母を失った事を時間をかけ受け入れ、尚且つ忘れようとはせず「母の味」を再現してみせた・・
まるおは認めざるを得なかったのでしょう、自分の弱さと娘達の成長を・・・ そしてもう一つ認めざるを得なかった事は・・・
そして風太郎の存在や自分達に対する「想い」を再確認させられた二乃は・・・
・・・わざとではないですよね? なんだ未遂か・・・
「私の気持ちは変わらない」は・・素直に解釈すれば「風太郎を好きな気持ち」ですので・・・「姉妹の関係が変わったとしても」と合わせ解釈すると・・
「風太郎の決断を受け入れる」と言うより「風太郎の答えがどうであれ・・・」
といった感じでしょうか・・ 自分が選ばれ、他の姉妹との関係が崩れても、もしくは自分が選ばれなくても私は・・・ と、いったちょっぴり波乱を含んだ心の声でした・・
そしてお気づきの方も多いと思いますが、一花、二乃のキスに至るシチュエーションには共通点がありました・・・それは
「過去の風太郎との思い出の焼き直し」
・ 一花は花火と夜のベンチ
・ 二乃はまるおとバイク 未遂からの完遂
ここまでくれば残る姉妹「三玖、四葉、五月」も・・・・「過去の各姉妹と風太郎のエピソード」に因んだシュチュエーション、それプラス「学園祭」の各姉妹に割り振られたイベント
・三玖 「紙片の燃える炎」 「三玖と風太郎+炎」と言えば思い浮かぶのは「林間学校の結びの伝説 フォークダンス」 そして「公平にいこうぜ」
・四葉 「演技」「体調不良(倒れた姉妹は四葉だと思っています)」風太郎によるお見舞いイベントで朦朧とした四葉がつい本心を‥的な・・・
四葉は常に自分の風太郎に対する気持ちを偽っている、演じていると言えば演じていますが・・ 代表的な演出は・・コレかなぁ?
・五月は 「実父」 一番キスする流れが感じられない五月ですが「五月と風太郎+実父」ならばこの場面
実父は絡めれるとしてこのシュチュエーションになぞらえるなら・・他人のふり(30話の時は一花のフリをしていた)・・ 今更姉妹を演じて何かをするとは思いにくいので・・ 零奈発動でしょうか?
素の五月の性格だと風太郎とのキスはアクシデント以外では考えにくいので、、、
零奈時ならあるいは・・
残りの姉妹が一体どのような状況で・・・そもそも本当に5人全員とキスするのか・・
姉妹達からなのか・・それとも一人ぐらい風太郎から・・?
アクシデントなのか意思を持ってなのか・・
一番難解そうなのが五月ですね、事故なのか・・それとも・・ ここで・・
「もう一人の五月」が・・・(まだ希望持ってます)
次回はおそらく「三玖の場合①」 果たして病院に担ぎ込まれる姉妹は誰なのか?
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