五十一回 五月回はみ出し考察 「零奈と無堂」「 五月と風太郎の出す答え 」
思い付きでtwitterに書いたものと、風太郎の「答え」の考察です、携帯から書いてます
〜 無堂の狙い〜
無堂が現れた理由は娘達との復縁、少なくとも表向きは・・ 真の理由は不明だが、恐らくロクな理由ではない
妻や娘達から逃げた無堂が娘達を懐柔するには
妻を否定し、今現在の父、まるおを否定すること
卒業を控え、未来に不安を抱いている五月をターゲットにし、自分の「理」を活かし、五月を懐柔し、足掛かりにしようと画策した
〜 無堂の誤算 〜
しかし無堂の誤算は、昔のまるおのことしか知らず、今の、正に今の、義理の父と娘達との関係が良好になった事を知らなかった・・
ギリギリでしたね(笑)
そして最大の誤算は風太郎という存在
全ての姉妹に信頼され、姉妹達を導く「教師」であり「父(五月には?)」であり「想い人」
尚且つまるおをから信頼され、上杉裕也の息子でもある(裕也と無堂は恐らく対立関係)
結果として、無堂が否定しても五月は教師を目指す、母、零奈のような教師を目標として・・・
無堂が言うように零奈は完璧な教師ではなかったかもしれない、しかし・・・
無堂は知らない、生徒に憧れを抱かれ、生徒に良い影響を与える様な教師だったことを
無堂は知らない、生徒から同僚、妻になった零奈までしか・・・
無堂は知らない、母親になり、五人もの子を一人で育て、病魔に犯されながらも最後まで娘達のことを想い続けたことを・・・
無堂は知らない、零奈が死の間際に娘達を託せると信じ、短い時間だったかも知れないが共に過ごした、生徒ではなく、男として零奈を支えたまるおのことを
「母親が教師だから教師を目指すのではなく、母親の様な教師を目指す」
それは似て非なる事であり、母であり教師でもあった零奈を見ていない無堂には否定出来ないものであり、否定することによって逆に違和感と綻びが出る罠となる
そしてその事に気付かせてくれるのが風太郎や姉妹達、まるおの存在だと思います
〜 無堂の呪い〜
下田から憧れられ、生徒達からファンクラブまで作られる、まるおは勿論、裕也も零奈の魅力を認めている
しかし零奈の自己評価が極端に低いのは「無堂」の影響が大きい、と言うか無堂がその様に誘導した感がある、未熟で多感な学生の頃からじっくりと・・
それこそ「呪いの様に」
無堂の「人心掌握術」が「立場が上の状態からの否定」からの「立場を利用しての協力」で人を懐柔する方法ならば、今回の五月との会話の様に零奈もそう思い込まされていた可能性が高い
精神的に未熟な学生の時期に「教師」と言う立場から色々とすり込まれていたとしたら・・
同僚となってからも恩師であった以上立場は常に無堂の方が上・・ そして「否定⇨協力」を続け、心の隙間をつき、結婚、自分の物へ・・
そして無堂にとってのイレギュラー「五つ子」を授かり事もあろうに逃亡・・ 恐るべし無堂!
〜 五月と風太郎の今後 〜
そして風太郎は、改めて教師を目指す五月に協力することを伝える
そして五月は改めて風太郎に懇願する、あの日と同じ言葉で
あの日と違うのは、その相手に別の感情を抱いていると気がついたこと・・
この展開ならば流石の五月もキスまでいけるかも、事故とかじゃなくても(笑)
あと風太郎の出す「答え」ですが「今回の流れ」つまり「日の出祭で起こった様々な事」をきっかけに誰かを選ぶのではなく
「日の出祭で起こった様々な事、再確認した姉妹達の覚悟」
を受け、貫き通すつもりでいた「誰も選ばない」と言う「逃げ」を改め
「日の出祭以前から抱いていた想い」
を皆に伝えるような気がします、「誰も選ばない=誰も好きではない」は同意ではないですから・・
再確認などはあったかも知れないですが、風太郎自身、日の出祭以前から「特定の一人」は居たような気がします
「初めて好きと言われたから、改めて好きと言われたから」
で、選ぶのは風太郎らしくないと思いますので・・
しかし、その答え「誰を選んだか」を答えるかは微妙です
答えるなら一気にラスト、結婚式に飛びそう・・
卒業まで、自分の責任を果たすまで、と保留するならもう少し続くかも・・
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