五等分の花嫁 ~写真の真実と六人目の姉妹!?~ 徹底考察!

週刊少年マガジンで好評連載中の春場ねぎ先生の 「五等分の花嫁」 を徹底的に考察、推理していく為だけのブログです! ※本ブログに掲載されている情報物は「五等分の花嫁・春場ねぎ・週刊少年マガジン」より引用させていただいております。

第八回 「真実②」五年前の京都 五等分の零奈

ここからかなり自分の言葉、創作での説明になります、不快に思われるかもしれませんがご容赦ください

 

今から五年前、二つの家族のお話

 

一組目の家族は「上杉家」 上杉勇也(いさなり)と妻、長男 風太郎(小6)と長女 らいは(小1)

ある時、上杉家に不幸が訪れます、勇也の妻が病魔に侵されてしまいます、医院長の中野まるおは勇也に伝えます、その病魔は難病と言われるもので、治療には「高額な医療費」が必要であると・・

勇也は治療を選びます、裕福とはいえない上杉家は多額の借金を抱えてしまいます。

兄である風太郎は入院してしまった母、治療費を稼ぐために昼夜を問わず働く勇也の代わりに、体の強くない妹を守ると決めます、しかし、らいはの母の代わりにはなれません・・

風太郎は、らいはの父の代わりになることを決めます、髪を父と同じ金髪に染め、父から貰ったピアスをつけ・・

風太郎少年は子供のくせに父や母に気取られまいと作り笑いをし大切が故に妹に依存」してしまいます、風太郎も兄とはいえ小学六年生なのです、

時には味覚のおかしな「勇也の作る食事にも文句を言ってしまいます」「勉強もあまり得意ではありません」・・

しかし風太郎は「自分を隠し、父親として」らいはに接します

・・らいはには兄ではなく父親が必要なのだと・・

 

そして季節は五月、風太郎は父の仕事道具のカメラを携え、楽しみにしていた修学旅行に向かいます、もとより裕福ではない上に多額の借金を抱え、家族で旅行などほとんど行けないのですから・・

しかも同じ班には密かに好意を抱いている少女もいます、旅先でも本当の自分を隠し、ヤンチャに振る舞う風太郎、しかし楽しいはずだった旅の最初に・・・ 

 

風太郎は自分が不要なのだと落ち込んでしまいます、そこで風太郎は出会います運命の少女「達」に・・

 

五年前の二つの家族のお話

 

二組目の家族は「〇〇家」 父〇〇〇〇 母 零奈 五つ子の姉妹 長女 一花 次女 二乃 三女 三玖 四女 四葉 五女 五月

時を同じく〇〇家に不幸が訪れます、姉妹達の母、零奈が病魔に侵されてしまいます、医院長の中野まるお〇〇に伝えます、その病魔は難病と言われるもので、治療には「高額な医療費」が必要であると・・

 

父親は妻と五人の子を残し、逃げることを選びました

 

母 零奈は病魔に侵された体に鞭打ち、愛しい子等を育てます、勿論生活は厳しいものですが母は姉妹に愛情を注ぎます、しかし母は無理がたたり入院することになってしまいます・・

五人の姉妹はそれぞれが母と姉妹達を思い、行動します

 

一花は「妹達を導く為に母親を演じると決め、自分を偽って無理に笑顔を作って頑張るんだと決めます 

しかし一花は「上手く演じきれません・・自分を偽った結果、姉妹達にはガキ大将で嫌な子に思われてしまう事もありました」

 

二乃は「母が傍に居れないのだと認め、姉妹達に頼らず、一人でも出来ると頑張ります」 

しかし二乃は母が傍に居れない現実を受け入れ切れず、姉妹達に依存し、一人では前に進めなくなってしまいます」

 

三玖は「素直に母親が傍にいなくても平気だとは強がらず、それでも母の代わりに料理を頑張ると決めます」

しかし三玖は母親が傍にいなくても大丈夫だと強がるようになり、失敗を恐れ、料理を諦め、自分に自信を無くしてしまいます」

 

四葉「母親の代わりに姉妹達に勉強を教える為、勉強を頑張ると決めます、本心を隠さず、言いたいこともどんどん言っていくと決めます」

しかし四葉「母親の様に勉強を教えれません、そして自分に引け目を感じ、自分より他人を優先するようになってしまいます」

 

五月は「母親に代わるのではなく自分が母親になると決めます、自分が母親になって姉妹の希望を叶えようと決めます」

しかし五月は「母親の代わりになれません、想いが強すぎて自分の中にもう一人の人格を作り、自分を隠してしまう事もありました」

 

そして季節は五月、姉妹達は、修学旅行に行くことになります、その頃の姉妹は少しギクシャクした関係になっていました・・母親も入院したままです・・

 

そして姉妹達は、それぞれがそれぞれのタイミングで、ある少年に出会います。

 

・・?かなり創作が入っていますが、重ねてご容赦ください、要約して言いたいことをまとめると

二つの家族に起こった不幸と境遇が同じであった、異なった選択肢を取った父、

「五つの、風太郎の自身の悩みや弱点、家族(妹)に対する気持ち」

「五姉妹、それぞれの母に対する気持ちや取った行動、悩みや姉妹に対する気持ち」が、形や詳細が多少違っても似たようなものだったであろうという点、違うのは風太郎は一人でそれらの五つの問題を抱え、五姉妹は一人に一つづつの悩み+それぞれに異なった母の為を思った行動」を持っていたのであろうという点 

ではなぜ導き出せたのか、これはこじ付けや妄想だけではありません、勿論考察です、

今まで物語を考察してきて一番納得がいかなかった点

「写真に写っている姉妹」とそれ以外の4姉妹の「格差」です、最終的に一人の花嫁と結ばれるのであれば仕方ない・・とは思いましたが、余りにも不平等であり、それぞれの姉妹を愛するファン達、なにより五人の姉妹を生み出した春場先生もその不平等を望んでいないのではないか?と思ったのです そして考察していく中で、私はまず

「五人の姉妹は全員少年風太郎に会っている」を導きだせました(第三回参照)

次にその全員の出会いのエピソードを

風太郎と出会い、おみくじを購入し、一緒に写真を撮った姉妹」と同じ位の大きなエピソードにする」事を試してみました・・ そこで一つのにぶち当たりました、現在原作で紹介されているエピソード

風太郎と出会い、おみくじを購入し、一緒に写真を撮った姉妹」を、誰に割り当てるか、でした、つまり写真の姉妹を誰と予想するか?です、四葉と予想した場合、出会いのエピソードがどうしても今の四葉とかけ離れすぎてる・・原作の四葉自身の言葉が真実なら、現在の彼女は五年前から変わらない性格であるはずです

そこで私の考察の本命である五月を割り当てました、しかし・・

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これは嘘の反応ではない

原作を読み返し、愛してきた人達には判るはずです、この五月は嘘を言っていません(確信)でもどうしても自分の考察では、出会いのエピソードは五月で間違いありません・・ そして何十回と出会いのエピソードを見返し、気が付いたのです、自分のミスリードを・・

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出会いの少女 五月(五月の中のもう一人の人格、零奈状態)

五姉妹の誰とも取りにくかったのは、五月の作り出したもう一人の居るはずのいない人格だったからです、これは考察で考えていました、だから出会いの姉妹を五月と考察できました、私は五月の作り出した「零奈」をこのような存在と捉えています

五月が自分自身が「母になると」決め、自分を押し殺し、思い込みすぎた結果、自分の中に「他人、自分以外の人格」を作り出してしまった、それは発作の様に自分を追い詰めすぎた時に現れる、似ているように感じますが、一花の「母の代わり」と五月の「母自身になる」は自身にかける負担、重みが違いすぎたのでしょう・・

完全に別人格と感じたのは五月(零奈)の言葉

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出会いの零奈

姉妹や、病床とはいえ母もいる五月「一人で寂しい者同士」これは零奈は本来なら存在してはいけない六番目の姉妹、いや

「0番目の姉妹だから」

 なのです(ブログタイトル回収)ちなみにこの考察に辿り着いたとき、背筋に電流が走りました、五等分の花嫁の謎の一つ「なぜ一巻が五月から始まるのか」そう・・

5-1-2-3-4-5-1-・・  ではなく

「0-1-2-3-4-5-1・・」  一巻の表紙は五月の中の零番目の姉妹、零奈を示していたのです

零奈が探していた人、それは姉妹?母?それとも自分達を捨てた父? それはおそらく「本当の自分 五月」なのでは?と、そしてそれを探してくれたのが少年風太郎なのです、そのエピソードは後程順に・・  そして壁が外れます 「出会いから清水寺までの移動、お守り購入(未遂!)」(第三回考察参照)の間だけで「写真の姉妹」と同じくらい大きなエピソードができたのです、つまりこの場面でまんまとミスリードさせられてしまったのです

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風太郎の中では京都で過ごした「一人の少女」とのエピソードたち

「出会いの少女は五月 その後のお守り購入(未遂)」← 買ってはいないのです

「お守り購入、写真を一緒に撮った少女は次に出会った姉妹、四葉なのです、出会いの描写の後に連続して写真のエピソードが出た為、ミスリードさせられてしまいました

風太郎にとって、京都で起こった五つのエピソードは一人の少女とのエピソードなのです、しかし実際は五姉妹一人ずつの1/5のエピソードを集めたもの、つまり

 

風太郎の中の(一人の少女とのエピソード)=(1/5×5の五姉妹とのエピソード)なのです

これで五等分の式はできました、後は残りの一花、二乃、三玖、のエピソードを導きだし、それらを五月、四葉のエピソードに負けないモノにすればいいのです!

 

そして辿り着きました「一つの法則」に、五月と四葉とのエピソードには共通点がありました、それは

「五年前の京都で五月と四葉が抱えていた問題」と「五年後の五月と四葉風太郎と関わったエピソード」の内容が類似している」

 「そしてその五年後の二人の問題は風太郎が解決している」

つまり五年後の各姉妹とのエピソードを上記の法則を頭に据えて物語を一話から読み返すと・・  残りの姉妹の五年前のエピソードもおおよそ逆算できたのです!

 

 

 そこまで考察が至れば後はピースが面白いようにはまっていきました、数々のキーアイテムやエピソード、更に五姉妹の目指すであろう将来一度目の零奈が現れた理由、

二度目の零奈が現れた理由今後起こるであろう京都でのエピソード・・そして

迎えるエンディングの形もハッキリ判りました。

 

そしてやっぱり平等といいつつ、チョッピリ特殊な扱いの二人の姉妹・・特に四葉は感涙ものです・・  この考察を読み終えた後、貴方は間違いなく四葉を今よりもっと好きになっているはずです・・ 4/1 79話以降の原作で四葉に匹敵するエピソードを他の姉妹は起こせるのでしょうか・・・? そして

 

風太郎の事も間違いなく今より好きになります

 

長くなりましたので続きは第九回 「真実③」 一人の少年と五人の姉妹の奇跡の軌跡 五月編 へ続きます