第十四回 考察 1人目の零奈 編 * 4/19 追記あり
かなり引っ張ってしましましたが「零奈」について考察してみたいと思います
あ、4/18現在 原作最新話・・ 一花は写真使うと完璧に死亡フラグですね・・
一花、アレの元の持ち主が「風太郎」って知ってないですよね・・ 昔四葉から少年と写真撮ったって話聞いてれば別ですが・・ どのみち・・
そして二乃、大変株爆上げ中ですが・・ 三玖と別れて「次の点呼の場所」まで・・
「一人」ですよね・・ 嫌な予感がします・・
さて本題に戻ります
まず、この回の考察で取り上げる零奈は、あくまで 41話~42話で現れた「零奈」
そして79話、新・京都修学旅行編の前に現れた「零奈」
について考察していきます、まずは「零奈A」の登場場面ですが
39話~ からの「七つのさよなら編」内での、二乃と五月の諍いから発展してしまった
二乃と上杉風太郎との確執 <詳しくは真実①を参照してください> により
「五姉妹をまとめることが出来ない」「勉強しかしてこなかった自分は何の役にもたてない」と、まぁ自信を無くして落ち込んでいたところに現れたのが「零奈A」ですね
「零奈Aの持つ情報やポイント」
・「上杉風太郎」の名前
・「自らを零奈と名乗る」
・「五年前の風太郎と風貌が変わったことを知っている」
・「今現在の風太郎の情報(学年一位の成績・家庭教師をしていること)」
・「目的は、本人曰く今の君に会うため」
・「風太郎が五年前に一緒に撮った写真を持っている(生徒手帳に)ことを知っている」
・「別れ際に風太郎にお守りを託す」
などですが・・ まぁ私の考察では「零奈A」は
「四葉+五月の協力の元に、互いの情報を結合することで完成した存在」
と、しています 赤字は共通認識情報 緑字は四葉が持っていた情報 茶色が五月が持っていた情報、もしくは五月が単独で行った行動
そして四葉、五月の共通の目的は、二乃に反発され、自信を失いかけている風太郎に
「風太郎はもう誰かに(姉妹達に)必要とされる人になれている」
と伝えてあげる事
そして・・
「風太郎を縛る本当は存在しない<零奈>という存在を消す事」
そもそも風太郎の認識する一人の少女「零奈」=「5/5姉妹達との出会い」であり、
1人の人間としては存在していない、「零奈A」の様に、本来現れる事が出来ない存在なのだからです
励ますには、自信を取り戻させるには打って付けの存在ではあるものの、本来一人の人間としては存在できない、しかし風太郎にとっては彼の生きる「指針」にまでなっている、零奈Aの言葉を借りれば「風太郎を縛る」存在にまでなってしまっている・・
「風太郎に自信を取り戻させ、なおかつ本来存在しない零奈(仮称)を消し、風太郎を解き放ってあげる」
が、おそらく四葉、五月の共通の目的だったと思われます、四葉も自分が
「写真に写る少女」と今後名乗るつもりは無いと五月に伝え、敢えてかどうかは分かりませんが、零奈が消えた直後に「入れ替わりが不可能なタイミング」で現れています
・・まぁこれは、四葉が風太郎に「アリバイアピール」しているのではなく、「読者」に対するトラップですよね・・
風太郎と五月の会話を聞いていた四葉(例の草むらガサッ)その後四葉からなのか、五月からなのかは分かりませんが、自分の知っていた「五年前の事実」を打ち明け、上記の考えに至ったのだと思います
四葉はその時初めて「風太郎が五年前に撮った写真を肌身離さず生徒手帳に忍ばせている」と知ったのだと思います、そして嘘と演技がヘタな四葉が五月に「零奈(仮称)」として風太郎の前に現れるようお願いしたのだと思います
「零奈」の仮装をする為に必要な「お金」なども、本当は財布を受け取っていた五月には造作もない事ですので(真実①参照)
特に「変装道具を四葉から受け取る」なんてことも必要ありません
ただし!この一連の流れで五月が独断で行ったであろう行動がおそらく二つ
① 自身を五姉妹の母の名である「零奈」と名乗ったこと
② 別れ際に「お守り」を託したこと
写真を奪った事に関しては「未練を断ち切らせる為」でしょうか?五月の単独行動か、四葉との打ち合わせにあったかは不明です・・
①に関しては「零奈B」登場の際に「咄嗟だったので」としていますが真意は不明です、少なくとも「この時点では」五月自身も「自分達が」零奈であると打ち明けるつもりは無かったように思いますので「ヒント」として言ったわけではないと思います
四葉には登場の際「零奈」と名乗る、その後も「零奈」と名乗った、は伝えていないようですね
②に関しても謎の行動です、お守りの「中身」に関しても謎ですね、浅い考察であれば「五年前の真実」が書き記してある、なんて推察もできますが・・「この時」そんなことをする理由が五月にあるとは思えませんが・・
風太郎が約束を守る男だ、と強い確信があって「自分を認められるようになったらそれを開けて」と託したのであれば・・ (この時は風太郎は「俺はあの日から何も変わっていない」と伝えています)
「自分を認められる」=「あの日から変わった、自分はもう誰かから必要とされる人間になれた」
と、いう意味でしょう、「誰か=零奈や五姉妹の誰か」という認識では勿論ないですが、自ずと「五年前の少女」の呪縛から解けている、五年前の少女の正体が誰であれ、どんな状況であったかなど・・
「その時の風太郎」は受け入れることが出来ると判断し「真実」が書き記してあるのかもしれませんね
少し冷静になって考えると、この時の四葉、五月に関しては
「自分たち以外の姉妹が五年前に京都で会っていた」
は特に話す必要もないですよね・・ 話したかもしれませんが、少なくとも
「零奈A」を創るために必要な情報ではないですね
因みに「真実」の中で書いた「五月は二乃が五年前に風太郎に会っている」と知った、聞いたタイミングはこの場面の後だと思っています
宿に着くまでの間に「今起こっていた事」をそれはもう浮かれて話したのではないでしょうか? その際に「五年前の京都でもこんな事があって・・」と金髪ピアスの少年の話もしたのでは?と思いました・・・
ちょっと苦しいのですが、この時五月は「今起こっていた事」に登場する金髪の
「キンタロー君」=風太郎 とは認識していないはずです、ですがこの場面の後
直前に風太郎が二乃に付きまとい、三玖を引き留めてはいますが、ここまで露骨な警戒心を出すって事は二乃から五年前の話を聞いてしまったからなのではないかな?と考察しました・・が・・
二乃がこの時、五年前の少年の事を思い出し、語ることで写真の金髪ピアス少年=キンタロー=五年前の少年はキンタローだった!? みたいな展開がないので、今となっては浅い考察であったと反省しています・・
さらに言えばやはり三玖も五年前風太郎に会っていた、と言う情報は、少なくとも
「零奈A」登場時の四葉、五月には知りえなかったと思いますので、前言を撤回し
この時点での「零奈A」を造るのに必要だった四葉、五月の情報は
「四葉の持つ情報(ひょっとしたら一花も五年前に会っているは話したかも)+五月自身の情報」とさせてください 申し訳ありません
4/19 追記
もう少し自分の考察に自信持てば良かったです・・ 再度自分の考察を噛み砕いてみたところ
「二乃がこの時、五年前の少年の事を思い出し、語ること」は必要ないんですよね
ただ単に二乃があの時、あの場所で、五月に「今起こった出来事」を順を追って説明するだけで良かったのです
何故ならキンタローを説明するには「上杉風太郎の親戚である」との説明が不可欠だからです、勿論五月は「?」でしょうね、説明を求めると二乃は順を追って説明するでしょう・・
「まず上杉風太郎が生徒手帳に金髪でピアスをした少年の写真を持っていたこと」
「偶然それを見てしまい、誰かと尋ねたら<親戚の写真>だと言われたこと」
「なんでもその親戚の少年の五年前の写真らしいのだが、何故か私は(二乃)見覚えがあった・・」
「そして今日、今さっき偶然その彼に出会い、助けてもらった!恰好良かった!名前をキンタローと名乗った、超タイプだった!」
等々・・
五月はそれはもう複雑でしょう
「自分以外に風太郎の写真を二乃が見ていたこと」
「しかしどうやら半分の、少年部分しかみてないこと(全部見ていたら勿論、今の会話は生まれないので)」
「二乃が、五年前のその写真の少年に見覚えがあるとのこと」
「上杉風太郎がその少年を親戚だ、と嘘をついたこと」
「そしてなにやら今、その親戚が現れ、二乃を救い、自らキンタローと名乗ったこと」
それはもうこうなりますよね・・
これでこの場面の不信感たっぷりの五月の説明はつきます、後は
「二乃が、五年前のその写真の少年に見覚えがあるとのこと」
から、ひょっとしたら二乃も五年前に・・と行きつくかもしれませんね
どのみち「零奈A」を生み出すために必要な情報ではないですが、五月はこの情報も持っているであろうことは考察できました!
次回 第十五回は 二人目の零奈 「零奈B」について考察します、お楽しみに!
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