第三十八回 98話 「終わり掛ける日常」
それでは二週間ぶり、物語が大きく動き出した最新話「終わり掛ける日常」を考察していきましょう、まずは冒頭から・・・
このシーンから判る事は・・
①勇也とまるおは「同級生」であったらしい
②まるおは二乃から学園祭の招待状を送られ、読んでいる
③勇也とまるおの共通の知人の同級生が十数年ぶりに来ているらしい
①の予兆・・というか伏線は感じていたので意外ではないですね
②に関しては・・自分(まるお)に対しての想いや態度に変化がみられてきた娘達に対して、まるおがどういった反応、行動をしていくのかが楽しみですね
③・・そしてこの人物は・・十数年出会っていない(まるお達がいる地から離れていた*「来てる」から推察)同級生・・ これまでの考察、そしてタイミング的に(物語の)「五姉妹の実父」で間違いないでしょう・・
そしてこの仮定が間違いないのであれば、五姉妹の母、零奈さんの旦那さんは「勇也やまるおと同い年の同級生」つまり零奈にとって元「生徒」・・
これで五月が「生徒と教師(的な立場含む)の恋愛感情」に良いイメージを持っていない事もつながり、同時に五月が実父に今もなお良い感情を抱いていないことがわかります
そしてシーンを一旦飛ばしますが・・この場面から・・
その人物・・おそらく五姉妹の実父(仮称「ばつお」としましょう)が五月(姉妹達?)に「接触」しようとしているかもしれない事、そしてその接触を勇也が「心配」している事・・・
そして仮定の仮定になりますが・・タイミングとフラグから・・
近日現れる「有名な講師」はひょっとしたら・・・
そして場面は代わり・・
「変な意味じゃない方の付き合ってよ(フラグ 笑 )」で風太郎をデートに誘う三玖、日曜日に水族館でデート・・
学際を来週に控え、クラスの出し物は「たこ焼きとパンケーキ」のWになった模様・・
なんのフラグでしょうか・・・(私は髪の長いカツラを被った四葉を見た風太郎が六年前の少女を・・的なフラグだと予想)
三玖が今回風太郎を誘った理由は学際前に風太郎に伝えたい事があった模様・・
しかし三玖の表情は曇ります・・なぜなら三玖が風太郎に伝えたかった事のひとつが
しかし三玖の伝えたかった事は今まさに風太郎が伝えてくれた事と「真逆」・・
大学入学を成し遂げれる実力を身に着けた三玖、それを褒めてくれた風太郎にそのことは伝えにくい雰囲気に・・そして感じたもう一つの三玖の可能性・・
今までの三玖なら流されていたかもしれません・・しかし今の三玖は・・
それを聞いた風太郎は三玖の意思を尊重し、複雑な心境と表情( ながら応援すると伝えます、三玖は「自分の夢に進みたくて仕方ない」・・そしてもう一つの伝えたかった事「自分にとって特別な人である風太郎にその事を伝えたかった」そしてその意味、気持ちは・・
「 次 フータローの番ね 」 三玖の気持ちを聴き、三玖から「答え」を促された風太郎、三玖と別れた帰り道、偶然父、勇也と出会います、父との帰路の途中風太郎は三玖の言葉を噛みしめ、考えます
風太郎は三玖との会話の中で、三玖に促された「伝えなければならないこと」は答えていないと思います、三玖も「その場での答え」を聞きたかった訳でもないと思いますし、上記の風太郎の思考からも「三玖が伝えてほしいと思った答えが何なのかも言及していない」と思います
そしてその後に風太郎自身の考えが至った「誰に、何を伝えなければ、答えなければいけないか」 とは・・・
「自身に向けられている複数の好意に対しての自分、風太郎の気持ち、本心」でしょうね、明確に「今風太郎が好きなのは誰か」ではないと思います、おそらくですが風太郎は今現在「特定の誰か」に対して好意を持っていないように思います・・極論ですが好意としてなら五姉妹全員に持っているとは思います
しかしこの状況で(一花、二乃、三玖から好意を向けられている状態、五姉妹の誰かである六年前の少女零奈が現われている状態)今現在、そして今後、風太郎はどうその気持ちに向き合っていくか 、どう答えるのか 、を伝えなければならないのではないかと、三玖の気持ちを、勇気を目の当たりにし、風太郎自身が思ったのではないでしょうか?
そして場面は上杉家に移り、そこには五月が待ち構えています、五月は勇也とらいはに学園祭の招待状を渡しにきてくれていたようです(後らいはのカレーを食べに)
五月と勇也の絡みを終え(冒頭で書いた件です)五月を送る風太郎、その道すがらの会話で・・
そして五月にも伝わっている事があります、それは
「風太郎との出会い、存在、努力、五姉妹達との関係が決して無為ではなかった事」
そして遂に風太郎達の高校生活の最後のイベントが始まります・・
色々と動き出しそうですね・・
Twitter @minagiris1